空海ゆかりの地で密教の世界観を体感 都が平安京に遷さえれた2年後の延歴15年(769)に都と国家の鎮護を願って建立された官寺です。のちに嵯峨天皇が弘法大使空海に東寺を託し、日本で初めて真言密教の根本道場となりました。 講堂内には空海自ら手掛けたという曼荼羅が大日如来を中心に21体安置され、うち15体が創建当時のもので、16体が国宝、5体が重要文化財に指定されています。 境内の南東隅には国宝の五重塔が立ち、高さは55mで木造としては日本一になります。五重塔は新幹線からも眺められ、京都を代表するランドマークの一つです。